昔のラクガキ
忙しくて死にそうです。毎日20時間くらい働いてます。タバコとコーヒーの消費金額が、食費を上回りました。今日は明ちゃんの誕生日です。みんな休みです。明日はイヴです。ワシは明日が納期です。

5年位前に描いたラクガキが見つかった。旧サイトでも掲載していたヤツです。ボールペンの直描き。
忙しくて死にそうです。毎日20時間くらい働いてます。タバコとコーヒーの消費金額が、食費を上回りました。今日は明ちゃんの誕生日です。みんな休みです。明日はイヴです。ワシは明日が納期です。

5年位前に描いたラクガキが見つかった。旧サイトでも掲載していたヤツです。ボールペンの直描き。
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作成中の当ブログですが、某所で絵師blogの仲間入りをするために、とりあえず一枚掲載しておきます。コンテンツ制作に取り掛かれるようになったら、改めてエントリー作り直します。
海賊船ハーヴェストの船長、海賊ブリーフは悪い奴だ。世の中で2番目に悪い奴だ。商船を襲って略奪してきた品物を港で売り払い、食料・水・絢爛豪華な調度品を買い漁る。おまけに今日は人まで買いやがった。みなしごのハンナだ。妹のバーベラが必死で連れ返そうとするが、海賊ブリーフは世の中で2番目に悪い奴なので、そんな事おかまいなしだ。
そんな海賊ブリーフは、ヤング操舵長を筆頭に乗組員全員に嫌われている。なぜならば海賊船ハーヴェストは元々はヤング船長の物だったからだ。ヤング船長率いる海賊ハーヴェストの連中は義賊と呼ばれていた。それは、私服を肥やす悪い貴族の船しか襲わなかったからだ。奪った品物も全て貧しい人々に分け与え、自分達自身が私欲を満たす事はなかった。そんな民衆の人気者であるヤング船長の前に、憎き海賊ブリーフが現れたのは1ヶ月前の事だった。
「ぐへへ。久しぶりだな。ヤング船長。」
「おまえは…海賊ブリーフ!!ハーヴェストに何の用だ!!」
ボロボロの格好をした海賊ブリーフに、ヤング船長が詰め寄る。
「そうプリプリするんじゃないよ。ぐへへ。おとついの嵐はスゲかったなぁ。」
こういう調子の時の海賊ブリーフは、何か企んでいるに違いない。ヤング船長は厳しい眼差しで海賊ブリーフを睨みつけた。
「ぐへへ。おっかねぇなぁ。まぁ聞いてくれよ。おとついの嵐はスゲかったなぁ。あんまりスゲぇもんでよ。ワシの船沈んじまったんよ。バラバラ~ってよ。」
ヤング船長は厳しい眼差しのまま答える。
「ああ知ってるさ。これで少しはこの海も穏やかになるって、みんな喜んでたよ。」
「ぐへへ。キビシイなぁ。まぁ何でワシがこんな事話すかっていうとよ。ワシ、船が沈んだ時、お宝も全部沈んじまったから文無しなのよ。船も手に入れねぇと、これから仕事もできやしねぇし大変だなぁって思うわけよ。」
なんだかハッキリしない海賊ブリーフの言いまわしに、ヤング船長はイラつき始めた。
「何が言いたいんだ。おまえは!!こちとらヒマじゃねぇんだ。グチなら他をあたれ!!」
海賊ブリーフの眼がギラリと光る。
「わかんねぇヤツだなぁ。ワシ、船が無ぇ。目の前にでけぇ船がある。ワシ、家来いねぇ。目の前にいっぱいいる。それ、ワシのもんにする。簡単なことじゃねぇか。」
海賊ブリーフは鼻をほじりながら大層な事を言ってのけやがった。ヤング船長はもちろんキレる。
「キサマ。何を言ってるのかわかってるのか!?」
「おまえこそワシの言ってる事がわからねぇみたいだなぁ。」
そう言うと海賊ブリーフは大きなサーベルを取りだし、ヤング船長に襲いかかった。ギィーンという金属音が鳴り響く。ヤング船長は、すんでの所で左手の義手を使い海賊ブリーフのサーベルを受けとめた。
「ぐへへ。やるじゃねぇか。」
海賊ブリーフの攻撃は激しさを増す。次第に旗色が悪くなっていくヤング船長。ヤング船長は運が悪かった。武器を持っていなかったのだ。そして何より世の中で2番目に悪い海賊ブリーフは、世の中で2番目に強かったのだ。ヤング船長はついに力尽きた。その首先にサーベルが突き付けられる。
「ぐへへ。ワシの勝ちだな。船もおまえらも今日からワシのもんだ。ぐへへ。」
異変に気付いたハーヴェストの乗組員達が集まってくる。海賊の世界では、船長同士の一騎打ちによる結果には仲間全体が従わなければならない掟がある。乗組員達は目の前の信じられない光景に愕然とする。船長が敗れたのだ。お頭が敗れたのだ!!まわりを一瞥して、海賊ブリーフは満足そうに宣言する。
「いいかぁ。おまえら。今日からワシが船長だ!!この船もおまえらもワシのもんだ!!ヤングは操舵長に格下げだぁ!!ぐへへ!!」
こうして義賊ハーヴェスト達は、海賊ブリーフの家来になる事になってしまったのだ。やりたくもない悪行に手を染める事になってしまったのだ。そりゃあ嫌われるだろう。ヤング操舵長は、何時の日か海賊ブリーフに復讐する事を願いつつも、その言いなりにならざるを得ないのであった。
しかし悪い事は長続きしないのだ。一連の悪行をじっと見ている少年がいたのだ。遠い防波堤で釣りをしながら怒っている少年がいたのだ。少年は朝からずっと釣りをしているのに、まだ一匹も釣れていないのだ。だからイライラしているのだ。怒りのハケ口を探していたのだ。少年は立ち上がる。怒りは頂点に達している。この少年の行動をキッカケに海の歴史が大きく変わる事になろうとは、それは誰も気付かなかっただろう。
全ては少年が釣りがヘタだった事から始まる…。
つづく